みなさん、こんにちは!
レビュー系VTuber紙山レベッカ(@rebecca_kmym)です。
今回は、以前にレビュー動画でもご紹介した映画『運び屋』がレンタル開始になったので、その感想をブログでもご紹介します!
▼動画でのレビューはこちら!
名匠クリント・イーストウッド監督・主演で、麻薬カルテルの運び屋となった老人の行く末を描いた今作。
人の愚かさ、愛しさ、ほのかな虚しさが胸を打つ名作に仕上がっています。
イーストウッドが監督と主演を兼ねたのは、こちらも名作、『グラン・トリノ』以来10年ぶり。
レベッカ
ネコチャン
イーストウッド監督、この映画を制作した時点でなんと88歳!
この年齢で監督・主演どちらもこなす胆力はさすがの一言。
さらに、88歳でまだこんな映画作れんのかよ!と思わず鑑賞中に唸りを上げたくなるほど、テーマや演出に深みと新鮮さがあるんです。
基本的には、歴代のイーストウッド監督作らしい、ものすごく地に足ついた演出で“老人の贖罪”というテーマを見せてくるんですが、見終わったあとは驚くほど晴れやかな気持ちなんです。
淡々とした演出だからこそ、何気ないセリフや人々の振る舞いが伏線として繋がる感じも見ていてすごく気持ちがよくて、やっぱりイーストウッド監督は映画作るのうまいなあ……としみじみ嬉しくなるような作品です。
レベッカ
ネコチャン
じつは、この映画が公開する前は、予告編から漂う“哀しみの予感”がすご過ぎて、見ようか迷っていたんですよね。
そんな折、イーストウッド監督がインタビューで、「メインテーマは“学ぶことに年齢は関係ない”ということ」と言っているのをみて、俄然見たくなったんです。
わたし自身も、いくつになっても新しいことに積極的に挑戦できる学ぶことをやめない人でいたいなと日頃から強く思っているので、この作品を見る強い後押しになりました。
実際、予告編のイメージを良い意味で裏切る名作だったので、その点でも見て良かったなと思える作品のひとつです。
レベッカ
ネコチャン
さらに、この映画には重要なキャラクターとしてブラッドリー・クーパー演じるあるキャラクターが登場します。
この映画の主人公がイーストウッド監督だとしたら、そういった存在に共感したうえで、時代に合った一歩を歩んでいく存在として描かれています。
レベッカ
じつは、ブラッドリー・クーパー自身も、最近『アリー スター誕生』という名作映画を監督&主演として作り上げています。
この作品も非常に地に足のついた素晴らしいヒューマンドラマとして仕上がっていて、どこかイーストウッド監督の画作りを彷彿とさせるんですよね。
ブラッドリー・クーパーは、イーストウッド監督作『アメリカン・スナイパー』にも主演として出演しているのですが、おそらくこのあたりからふたりの師弟関係とも言える深いつながりがはじまっているのではと思っています。
このふたり、じつは結構共通点も多くて、
・美しい顔立ち
・長身でスタイル抜群
・たしかな演技力
・監督業までできる才能の豊かさ
などなど……
とくに、見た目が美し過ぎる俳優は演技力の評価が実力に対して理不尽に下がることが多くて、そういった点でもお互いに通じるものがあったのかもな~なんて想像を膨らませておりました。
さて、いろいろと横道に逸れつつ語ってしまいましたが……以上、映画『運び屋』のご紹介でした!
見終わったあと、こんな晴れやかな気持ちになる贖罪の物語は初めてだったので、気になっている方はぜひ気負わずに、ひとりの爺さまの生き様を覗きに行って欲しいです。
それでは、レベッカでした!バイバーイ!(ΦωΦ)ノシ